ゴミ置き場がわからないときは? ”ゴミ置き場についてのお話”
いい部屋を見つけて、契約、そして入居。
あれ、ゴミってどこに捨てればいいんだ・・?
今回は意外と確認し忘れがちなゴミ置き場について書いていきます。
○ゴミ置き場の場所がわからない時は?
部屋の案内をしてくれた不動産会社に確認しても不明確な回答しか返ってこないケースがあります。
これは実際の管理会社・大家さんは別にいるため、物件の細かいことについては不動産業者がすべてを把握していないことが多いからです。
あくまで部屋の案内をしてくれた不動産業者は部屋を仲介して紹介してくれるだけであり、物件を管理しているわけではないのです。(中にはは自社で管理している物件ももちろんありますが)
なのでこの場合、物件を案内してくれた不動産業者ではなく管理会社・大家さんに確認したほうがてっとり早いので、そちらに連絡して確認しましょう。
しかしもしも入居する前であれば窓口としては部屋の案内をしてくれた不動産会社に確認したほうが良いでしょう。
不動産会社にもご案内している窓口としての面子というものがあるのです。
案内していたお客さんが自分を抜かして直接管理会社とやり取りしたら、不動産会社の人もちょっと気分が悪くなるもんなんです。
入居前であれば案内してくれた不動産業者に聞いてみるのがベターです。
○ゴミの分別・回収ルールについて
ゴミの回収は市町村が行っている場合と、民間業者が回収しているケースがあります。
市町村が行っている場合は市役所の環境課等に問い合わせるのが確実です。
勝手に市が管理会社への連絡なしにルールを変えていた場合、管理会社・大家さん側が把握しきれていないケースがあります。(管理している物件が多い場合)
確実なルールを知りたいのであれば市役所の環境課等に問い合わせてみるのがいいでしょう。
管理会社・大家さんに問い合わせても確認してもらえると思いますが、結局は市の方に確認する必要があるので、二度手間になってしまい確認に時間がかかることがあります。
また、市役所にいけば大抵はゴミのカレンダーという形で、分別方法・収集日などが記載されている書類をもらえますので、転居の届出などを行うときに一緒にもらってくるのもいいと思います。
民間業者が回収しているケースでは収集日等は管理会社・大家さんでないとわかりませんので、そちらに問い合わせしましょう。
○ゴミの回収を行う所が違う理由は?
前述した通り、ゴミの回収は市町村が行う場合と民間業者が行う場合の2パターンがあります。
なぜ2パターンあるのか?
これは簡単に言うと建築時に自治会からゴミ置き場の利用の許可が下りたかどうかで決まっています。
基本的に市町村が回収してくれるゴミ置き場はその地域の自治会が管理しています。
つまりそこの自治会が許可してくれないとそこのゴミ置き場を使用することができないのです。
許可の下りない場合は、周辺のゴミ置き場が荒れすぎていてこれ以上自治会が管理できない状態になっているなど自治会側に理由があることがほとんどのようです。
自治会から市町村指定のゴミ置き場の使用許可が下りなかった場合、民間の業者に回収してもらっているということです。
しかし、場合によっては様々な諸事情で自治会の許可が下りていたとしても民間業者に回収を依頼しているケースも中にはありますので、参考までにお願いします。
○敷地内にゴミ置き場がある場合とない場合
賃貸住宅の場合、基本的には集合住宅(アパート・マンション)である場合がほとんどですが、集合住宅の場合でも敷地内にゴミ置き場がある場合とない場合があります。
まず、市町村のゴミステーションの新規設置に関しては規定があり、ある一定の部屋数以上がなければ、新設が認められないのです。
つまり、部屋数が少なければ敷地内にゴミ置き場を作ったとしても市町村が回収しにきてくれないのです。
なので部屋数が少ない場合、近くの自治会管理のゴミ置き場を利用させてもらうか、敷地内にゴミ置き場を作って民間業者に回収を依頼するか、どちらかの方法をとるのです。
まとめますと、
部屋数が多い場合は敷地内にゴミ置き場を作り、市町村に回収してもらう。
部屋数が少ない場合は自治会の許可が下りれば周辺のゴミ置き場を利用させてもらう。もし自治会の許可が下りず周辺のゴミ置き場が使用できないようであれば敷地内にゴミ置き場を作り民間業者へ回収を依頼する。
といったような流れです。
民間業者へ回収を依頼すると費用が高くつきますので、基本的には市町村の回収を優先して利用することがほとんどです。
○まとめ
ゴミ置き場の場所に関しては管理会社・大家さんに確認。
しかし入居前であれば部屋を案内してくれた不動産会社へ確認した方が良い。
ゴミのルールに関しては市町村が回収している場合は市役所へ確認。
民間業者が回収している場合は管理会社・大家さんに確認。